新卒2年目でヤフー株式会社を退職してフリーランスになりました

2019年に新卒入社したヤフー株式会社を2021年1月付けで退職しました。 少なくとも2年は働くかなー、とぼんやり思っていただけに自分でもビックリです。

退職に至った経緯とフリーランスとしての今後について記しておきます。

ことの始まり

自分は金融系の部署でWebエンジニアをやっていました。

ヤフーは自社サービスだから納期ゆるくて残業も無いよ〜 なんて話を入社前の面談で聞いていたのですが、 異世界レベルに残業の多い部署です。 炎上案件に突っ込まれて精神的に辛くなったり、頑張った割には 昇給ショボかったりで仕事のモチベは下がっていました。

一方、趣味で続けていた個人開発は ストレス無くモノづくりできて楽しめており、 唯一生きる喜びを感じられる瞬間でした。 作りたいものがたくさんあって時間が足りません。 ますます会社の仕事が苦痛に感じられてきて、残業をした日には体調が悪くなる始末です。 どうにかこの状況を打開したいと考えていました。

転機が訪れる

11月になってジョブチェンの募集が始まりました。 ジョブチェンとは、部署異動希望を出せる制度です。 データサイエンスの部署に居る同期は 残業ゼロで昇給も大きく、ホワイトな環境だと聞いていたので 自分もそこに異動しようと考えてました。 新しいスキルを身に付けることができて、 個人開発の時間も捻出できて良い事ずくめです。

ただ、本当にやりたいことなんだっけ、と我に返りました。 個人で開発したサービスを大きくしていきたいという熱量があったことや、1人でもくもくと作業する方が自分には向いているということもあって、 個人開発に専念できる環境を作れないか、イチから考え直し始めました。

フリーランスという選択

時間の融通が効く点でフリーランスは有力な選択肢でした。 副業で受託開発をやっていたこともあり、やっていける自信はありました。 ただ、案件を自力で取ってこないといけないので生活が不安定になる怖さがあります。

そこでフリーランスエージェントの存在を知り、 スキルを活かせる案件が沢山あることに気付かされました。 しかも週3勤務で良く、最低限暮らせるだけの報酬が見込めます。 今の状況に最適な選択だと思いました。

周りは転職する人ばかりで前例が無く不安でしたが、 若いうちに挑戦すればまだ取り返しはつくと思い、 失敗する覚悟で飛び込んでみることにしました。

フリーランスで行くと決意した翌日、エージェントに案件を紹介してもらい、 1週間後に企業と商談、 2週間後には契約が確定しました。 その後、上長に退職の旨を伝えて翌月に最終出社。 決断してから1ヶ月弱で会社員生活に終止符を打ちました。

現在は

業務委託として開発のお手伝いをしています。 フロントエンド案件で、今までの経験を活かせる現場です。

企業側は一気に開発を進めてビジネスを加速させるフェーズなので、 即戦力として成果を出す必要があります。 それだけの価値を提供しなければならないプレッシャーや、 いつまで契約してもらえるか分からない不安などありますが、 会社員の時より成果にこだわり、やりがいを感じることができています。

そしてついに手に入れた週休4日。 思う存分、個人開発できて最高です。 さらにはゲーム開発したり、絵を書いたり、YouTuberしたりと、 新しい挑戦をする余裕も生まれて、QOL爆上がりです。

だらけることもできますが、収入ギリギリなので 休んでいては死ぬという焦燥感でサボりにくいです。 リスクヘッジしつつ個人開発で食っていきたい方にはオススメです(?)

今後は

しっかり収益化できるよう個人開発やっていきます。 よかったらポートフォリオ見てください。 Twitterでも進捗つぶやいています。 最近はUnityの習得がてら、ゆるいゲームを作って リリースしたので遊んでみてください。(iOS, Android) (面白いゲームを作ることの難しさを痛感しています…!)

フリーランス案件も頑張ります。 案件を獲得するまでの経緯や、業務に入ってからの生活をブログでまとめていく予定です。 同世代でフリーランスを考えている人の参考になればと思います。

フリーランスになって日が浅いので、ここから何が起こるかまだ分かりませんが、 順調に業務できて、やりたいことも実現できて良かったです。 今後も後悔の無いよう、自分の気持ちに従って生きていきたいと思います。

2023年1月 追記

その後の話をまとめました。
フリーランスになって2年が経ちました